結婚と人格

 私が結婚以前に苦しんだ価値観がある


それはある一定の年齢を超えると

結婚していない=人格欠陥者とみられることである


私が結婚したのは38歳の時であり

晩婚であった


35歳頃までは、独身を謳歌している、

ちょっと可哀想な人と言う見方であったが

30代後半から、何か性格に難がある人

あるいは気の強い人、協調性のない人

と思われることが非常に多くなっていった


私自身は楽しく充実して過ごしていたのに




周りが私の事を哀れんでいるのが

手に取るようにわかるので

私の心まで萎縮していった


独身でいることが、この上なく不幸のように思えた



そして、独身よりもバツイチの方が

結婚を経験しただけ人として大成している

とみられるのも不思議であった


要は結婚しているかしていないかで

まともな人がそうではないかが判断をされるのである

その潮流は今も変わっていない



結婚した今だからこそ心の底から思うが

パートナーがいても、いなくても

結局自分を幸せにするのは自分自身でしかない


そして、自分が幸せでないと

相手も幸せにできない


また、場合によっては

相手次第で自分も堕ちてしまうリスクがある


独身は独身の、既婚者は既婚者の

それぞれの学びそれぞれの経験がある


その尊さは

他人に評価されるものでもないし

評価出来るものではない


何年か前の私に

このメッセージを強く伝えたい


Éternité 

Junko




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