私の履歴書⑤ 美しい人のハイヒール
霞ヶ関での仕事は、初めて体験する行政の仕事であり
上司に恵まれて本当に楽しかった
ある日、とても素敵な女性が着任され、私は彼女に目を奪われた
元モデルで高級官僚、美しく独特なオーラを纏った彼女は
元々背が高いのに10cmヒールを履きこなし
欧州の女性の様な生き方をされていた
ある日、率直に尋ねてみた
「どうしてそんなに高いハイヒールを履くのですか?
脚は痛くならないのですか?」
すると
「ハイヒールを履いた方が、身体に良い事ばかりだし
第一美しく、女性らしく見えるでしょう?」
との答えに衝撃を受けた
そして、フェラガモのサンダルをお下がりでいただいた
ここから、私のハイヒールとの付き合いが始まった
ただ、私の歩き方は美しいとは程遠いものだった
コメント
コメントを投稿